今回は トリミングにおいでになられた際に 皮膚にできものが
見つかり 処置をしたお話です。
当院に トリミングにおいでになられた際 トリミングの前に 健康チェックを
いたしますが その際
あれ?頭部の毛並みがおかしいな。。。
と感じましたので 毛をかきわけ 観察いたしました。
何やら 皮膚にできものができていました。
何年か前 埼玉県獣医師会で開催して下さいますお勉強会に
参加致しました時
基底膜細胞腫 という 体表にできる腫瘤を 勉強させて頂きました。
このできものは どうやら そのような触診。。。
基底膜細胞腫は 皮膚の細胞をつくる基底膜が なんらかの刺激で
皮膚の内側に 皮膚の細胞をつくるために できてしまう腫瘤のようです。
どれどれ、、、切開をしてみましょう。。。
やはり腫瘤の中から 黄色の物がでてきました。
勿論 基底膜も取り除きました。
トリミングの最中に 新たなる病変を 見つけましたので
トリミング後に 切開し 腫瘤の中の物を 取り出しました。
トリミング後の イブちゃん、
いつもと違う プラスの処置に 少し腹をたてながら
こちらを 見つめていますが それもまた とても可愛いいです。
イブちゃんごめんね。そのままにし 大きくなってしまった症例が 多いので
小さいうちの方が 良いと思いましたので。。。。
処置後 本日で3日目ですが 調子よく 治癒をしているようですね。
感染症をおこさず このままぐんぐん 良くなることを 願っております。