今回は、わんちゃんの避妊手術のお話です。
メス犬の発情期は年に2回あり、小型犬では 生後7~10か月、
中・大型犬では生後8~12か月頃に初めておこります。
発情期は約2週間程度で、初期は陰部が腫れ、10日ほど少量出血した後
排卵が起こり交尾適期になります。発情期の出血は長い子では
1か月ぐらい続づくこともあります。
発情期を迎えると食欲が増えたり、逆に低下したり、元気がなくなったり
そわそわしたりと 普段と違う行動がみられる子がいます。
さて、今回の手術は 卵巣と子宮の両方を摘出しました。
↑の写真をご覧いただくとお分かりになられるかと思いますが、矢印の先にある
丸いものが卵巣、丸で囲んでいる細長いのもが子宮です。
今回、飼い主様のご希望が抜糸無しでしたので、抜糸無しでおこないました。
抜糸無しで縫合した後の写真です。
とても綺麗に縫合されています。
わんちゃんやねこちゃんの避妊手術や去勢手術もそうですが
麻酔をかけておこないます。
また、手術に使う器具や布など滅菌して準備しております。
避妊手術をする事は、子宮蓄膿症、乳がん、子宮卵巣の病気など
予防する事ができます。
ただ、手術を致しますと ホルモンの関係で太りやすくなりますので
飼い主様の管理をお願い致します。
避妊手術等、お考えでしたら お気軽にお問い合わせください。