ネコちゃんの避妊手術のお話です。
動物も人間と同じように手術をするにあたって
麻酔をかけて行います。
気管チューブをいれ、肺に直接酸素と麻酔薬が届くようにして、
手術を行っております。
↑の写真は、実際に避妊手術を行っている時の画像です。
鉗子(銀色の器具)で掴んでいるのが卵巣、その下の細長い部分が子宮です。
しっかりと結紮(糸で結ぶ)をして、子宮と卵巣を摘出しております。
避妊手術は、乳癌、子宮・卵巣の病気(子宮蓄膿症)を防ぐことが
できます。
ただ、今のようなメリットがございますが、避妊手術を致しますと
ホルモンの関係で太りやすくなるといったデメリットがございます。
ですので、飼い主様にはネコちゃんの体調管理をお願い致します。
今回、飼い主様のご希望で抜糸無しでお腹を縫いました。
抜糸無しの縫い方は、非常に高度な技術が必要な縫い方になります。
ですが、抜糸をしに病院においでいただく必要がありませんので、
獣医師にご相談下さい。
避妊手術をお考えの飼い主様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。