肛門周囲の腫瘍と睾丸摘出

シベリアンハスキー 御歳13歳の わんちゃんが 狂犬病の予防注射で

おいでになりました。

ワクチン接種の際に 身体検査を致しました。

すると 肛門周囲に 出血がみられ 綺麗にしたところ

現れた 腫瘍に 驚きました。

大型犬の13歳は ご長寿ですので 麻酔をかける事に リスクが高いです。

しかし 腫瘍からの 出血は止まらず じわりじわりと

出続けていました。。。。

これは、、、、そのままというわけには まいりません。。。

さて 肛門周囲の腫瘍は 男性ホルモン テストステロンの影響を

かなり受け 腫瘍が発生し 大きくなってしまいます。

はてな?睾丸の様子を確認いたしませんとなりません。

↑の写真は手術で 睾丸を摘出しております時の写真ですが

やはり 腫瘍化していることがわかりますね。

大型犬のご高齢犬でしたが オーナー様の思い切りの良さにも助けられ

肛門周囲の腫瘍と 腫瘍化した睾丸摘出の ダブル手術となりました。

日頃の行いか?はたまた運に助けられ なんとか無事に 手術ができました。

手術部位の抜糸も無事に終わり めでたく新年を迎えることが できそうです。

本当に良かったです。

睾丸でつくられるホルモンは 男らしさには必要ですが

肛門周囲の腫瘍ができやすくなりますし 会陰ヘルニアと称します

肛門周囲のヘルニアも 誘発します。

また 前立腺肥大も 誘発いたします。

麻酔のリスクの少ない若いうちに 去勢の手術をお薦め致します。

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