今回は猫ちゃんの避妊手術の お話です。
当院では 猫ちゃんの避妊手術は 発情が起こってから
あるいは 発情が起こる間際 をお薦めしております。
発情が起こる頃になりますと 猫ちゃんの体も 発育し
麻酔の危険も 低くなりますし
体も発育しておりますので しっかりとしています。
↑の写真は ニャーニャーと 外に出して欲しいと 発情が起こった猫ちゃんの
卵巣と子宮が 上の写真
まだ 体が小さく 発情を起こしていない 猫ちゃんの 卵巣と子宮が
下の写真です。
お比べ頂きますと 同じ臓器の発育の違いが 一目瞭然です。
また 猫ちゃんは わんちゃんのように 発情の出血はありません。
なぜなら 猫ちゃんは 交尾排卵動物ですので 交尾をすると
卵巣から 卵子が排卵します。
わんちゃんや 人間のように 性周期はありません。
生後まだ まもないうちに 避妊手術や 去勢手術を行うことは
リスクが高いと思います。
今回も 縫合は 抜糸の必要がないような 方法です。
野良猫を 保護して下さり 避妊手術を して下さいましたオーナー様に
深く感謝いたします。