歩けるようになりました😄

ロングヘアーのミニチュアダックスフンドの カルビン君が

寝たきりになり ご来院なさいましたのは 

まだ 初夏の頃です。

椎間板ヘルニアのようで 脊椎神経が 圧迫を受け

排尿や 排泄にも 支障が 出ていました。

私は

病気になる 

という事は とても 恐ろしい事だと思っています。

病気は 病気の動物の 人生を 変えてしまうだけではなく

看病をする 周りの人の人生も 変えてしまうからです。

寝たきりの状態では お散歩はもちろん 排泄にも 自分では行けません。

ご飯も どなたかに 食べさせてもらわないと いけないのです。

自由を奪われ 苦しい思いです。

また オーナー様も 共に暮らしている 動物が 自分で動けなくなりますと

お世話をする事が 増えますし 排泄や 床ずれが心配で

お世話のために オーナー様の 自由も 奪われてしまいます。

病気は 色々な方の 人生を 変えてしまいます。

私は 病気は とても 恐ろしいものだと 思うのです。

カルビン君が なんとか 自力で 生活が できるように治したい。。。。

カルビン君が また あおぞらのもとで 歩けるように 治したい。。。

お世話をして下さるオーナー様の 人生を 病気の動物の為に

変えてもらいたくない 。。。。

オーナー様にも 笑顔で 動物と共に過ごしてもらいたい。。。

命にかかわり 病気を治すことが 獣医師の お仕事の 一つでありますが

動物の 残りの人生と オーナー様の 人生を 背負っているつもりで

診察させて 頂いております。

カルビン君も レイザーと リハビリを 頑張りました!

オーナー様も 歩けるようになるとは 限らない状況を 受け入れて下さいまして

それでも カルビン君を 病院に お連れ下さいました。

カルビン君にかける 頑張れ!のエールの言葉も 時には 棘に変わり 

立ち上がれ! 自分の足で 歩いて!

と 、、、、リハビリを行う時に 叫んでしまう事もありました。

わんちゃんは 人の言葉を ある程度は 理解します。

カルビン君、 時には すねて 、、、

リハビリが 思うように行かないときも ありました。

そのような時は 当院のドックトレーナーや 看護師の協力もあり

カルビン君が 歩きたい!と思ってくれますよう 工夫をしました。

自分の足で 歩きたい と 思う気持ちがあり

思うように動けないときの 動物の表情は 困り顔になります。

カルビン君も 自分の足で 歩きたいのです。。。

真夏が 終わるころ、カルビン君は

少しづつ 、、、、少しづつ、、、、

立ち上がり、、、 よろけながら 歩き始めました。

排泄も 自分でコントロールし 自力で 排泄できるようになりました。

カルビ君 、とうとう歩けるようになり オーナー様を 見上げています。

カルビ君も オーナー様のそばを 自分で 歩きたかったのです。

よろよろですが 自分で歩けるように なった カルビン君、、、

もう 歩けるよ! 

リハビリも レイザーも 先生の 騒音のような(わんちゃんの聴覚は人間の5倍ぐらいでしたか?) 大声の励ましの言葉も

いりません。。。。

と 言っているような 表情をしています。

歩けるようになって 、、、、本当によかったです。

病気は 怖い。。。本当に 怖い。。。

病気が治り もう一度 青空の下で 元気に 過ごしてほしい。

私の動物病院の 名前を あおぞら動物病院 といたしましたのは

そんな 気持ちが 理由です。。。。

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