胃切開術

今日は 誤って 手羽先を食べてしまいました 16歳 2.8キロの

トイプードルのお話です。

4日前、朝 開院直後に電話が鳴り 手羽先を丸ごと 飲み込んでしまった!

との事。。。

開院直後のお電話は いつもいつも ドキリとする内容が多いので

今回も 私の心臓がどうにかなるかと思いました。。。

すぐに わんちゃんをお連れ頂き 検査の後 胃のなかに 

大きな良くない物が 入っているようでした。。。

嘔吐を起こさせましたが 今回は なかなか吐いてくれませんでした。

16歳、、ご高齢です。

麻酔のリスクが高い年齢ですね。

そもそも麻酔は お薬の力を借りて 脳をお休みの状態に致しますので

体の色々な臓器も お休みしている状態になります。

勿論 心臓や呼吸も お休みしている状態になります。

お歳をとったわんちゃんやねこちゃんは 長年 頑張ってきた

心臓などの臓器が お疲れの所にさらに お薬でお休みをさせますから

麻酔はリスクの高い医療行為の一つです。

検査で 胃の中の物は かなりの大きさと推定致しました。

これでは 細く長い迷路のような腸にひっかかり

イレウスや 腸の穿孔を起こしてしまう可能性がかなり高いと判断し

胃を切開し 異物を摘出致しました。

↑この写真が 胃から取り出したものです。

2.8キロのわんちゃんの胃は 大きくはありませんから

わんちゃんの胃にいっぱいいっぱい の状態で 入っていましたのを

手術時に確認できました。

胃の運動もできないほどの大きさでした。。。

なんとか無事、手術も終わり、、、、

当人いや 当犬、。

今日も元気に 点滴をしています。

朝 8時すぎにお散歩に行きまして 尿も便も でていますよ。

消化によいお食事も 完食!

嘔吐も 一度もありません。

今回 アップ致しました わんちゃんのお写真は つい今しがた 私が

撮った写真です。

元気ですよ 😊😊

昨日は 雪で ご面会においでになれず ご心配のことと存じ上げます。

このブログで オーナー様が ご安心してくだされば 幸いです。

当院は 本日は祭日のため 休診ですので ご面会もなかなか 難しいかと思いますので。。

では、わんちゃんに 消化を良くしたお食事を 再度 あげに行きますね。

          From Director

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