今回は 肛門腺のお話です。
肛門腺は 肛門の両脇にある分泌腺で 直腸の肛門まじかに
腺が開口しています。
内容物は 通常は 便と共に排出されたり また 動物がとても
驚いたり 危険を感じたりしますと 肛門から 排出します。
スカンクが すたこらさっさと逃げ出す時に
敵に浴びせかけて 分泌物のあまりの臭さに 敵がひるんでいるうちに
逃げ出す!!
このお話は 有名ですね😄
まさにその分泌物が 肛門腺から出されるのです。
わんちゃんやねこちゃんにも 肛門腺はあるのです。
あらら。。。人間にはありませんね?不思議。。。
さて この肛門腺が 炎症を起こしてしまうことがあります。
肛門のわきの皮膚が破けて 膿のような物が 出てきてしまう事も
あります。
写真は 肛門腺を人の指で皮膚の上から 圧迫し 肛門から
排出させている様子です。
↓
左側の分泌物は流動性があり 流れ落ちておりますが
右側の分泌物は 固く 流れ落ちていない様子がわかると思います。
こんなに固い分泌物を 肛門周囲の筋肉の収縮のみで肛門から自力で
排出することは 至難の業💦💦💦
これでは分泌腺の中が いっぱいになり 大変なことになりそうですね😅
当院では トリミングの際に 肛門腺も排出させております。
また 肛門腺がご心配でしたら お気軽にお問合せ下さい。