今回は 慢性の皮膚病に悩んだわんちゃんの
トリミングのお話です。
プリン君が我が動物病院にご来院なさいましたのは
今年のまだ 寒かった頃でした。
全身の皮膚が皮脂でベトベトし 痂疲も酷く、ブラッシングをすると
診察台の上が 落ちた痂疲で いっぱいに成る程でした。
プリン君は とても痒がり かきむしり また 自分の皮膚を
咬んで傷ができるほどでした。
アレルギー検査と 内服薬 食事療法 薬用シャンプーを組み合わせ治療し
今に至ります。
今回、トリミングにご来院の際 足の裏が 赤く腫れておりました。
シャンプー後、少しは赤みや 腫れがとれましたでしょう?
シャンプー前 皮膚が 皮脂と汚れで ベトベトしていましたが
薬用シャンプー後は すっきりしましたでしょうか?
今回は 3種類の薬用シャンプー ドライの工夫を 致しました。
皮膚病のわんちゃんのトリミングは 健康な皮膚のわんちゃんと同じでは
ありませんので トリミング後の仕上がりは 美を追求した時と
同じというわけにはいきません。。
それが 悲しいですし 残念でもあります。
当院は、皮膚病の子のトリミングは 治療の一環としてとらえております。
今回も 毛の長さは 短めですし 耳も若干、痒みがあり 毛量が 少なかった
ため 耳の毛は 短く致しました。
先の事を考え 皮膚病予防のための トリミングだと 考え 努力しております。
現在 プリン君は 薬も飲まず
数か月に一度の薬用のトリミングと 食事療法のみで
維持を致しております。
いつの日か。。。いや、近い将来。。。
プリン君が ロングヘアーのテデイベアカットにしても
皮膚が良い状態に保てる日が来ることを 。。。
目標として 精進致します。
また 環境の維持に ご協力をして下さる オーナー様に
深く感謝致します。