今回は　マムシに　顔をかまれてしまった　猟犬の

お話です。

猟犬の運動は　利根川の河川敷等で　行うオーナー様が

多いのですが、河川敷でトレイニングをなさっていたら

猟犬が　悲鳴を上げて　ふらふらしながら　戻って来た

とのことで　御来院なさいました。

どうやら　毒蛇に嚙まれてしまったよう。。。。

顔を嚙まれたのか　みるみる腫れて　出血が　止まりません。。。

わんちゃんも　とても辛そうです。。

噛まれたと思われる所を　よーく見ようと　口を触ると

やめろーーーとでも言わんばかりに　咬みつこうとします😥

しかし　甘いことは　言ってはいられません。

噛まれた所は　二か所　針で刺したように　穴があり　その周りが

赤紫色に　熱をもち　腫れあがっていました。

実はこの猟犬は　以前にも　足を毒蛇に　嚙まれています。

アナフィラキシーショックが　とても心配でした。

嚙まれた当日は　意識も薄れ　名前を呼んでも　白目をむいて

動きもしませんでした。

顔がどんどん腫れてきました。

血管を確保し　点滴をし　経口で　栄養をとらせ

３日後には　自分で　ご飯が　食べられるようになりました。

土地柄　毒蛇に噛まれたわんちゃんを　治療することは　何度もありましたが

これほどまでに　酷くなったのは　珍しいことです。

獣医師の私は　蛇については　あまり　詳しくありませんので

群馬県にあります　ジャパンスネイクセンターの研究所に　教えを頂き

治療に当たります。

ジャパンスネイクセンターは　２０年近く前　子供がまだ　小さい頃

訪れたことがありました。。。

その頃　金色と白の　大きな蛇を　スカーフのように　首に巻き

写真を　パシャリ！！。。。。。

蛇のお肉も　頂けたような。。。。記憶があります。

今も頂けますのでしょうか？？？？

ジャパンスネイクセンターの先生から　教えて頂きましたが

関東地方の毒蛇は　やまかかし　と　マムシ

噛まれて　腫れるのは　マムシ　だそうです。。。

毒蛇から入れられた毒の量で　病気の重症度も変わるのでしょう。。

今回は　命を落とすかと　心配しました。

上の写真は　毒蛇に噛まれて　約１週間の　わんちゃんです。

なんとか　一命をとりとめ　噛まれた所の壊死も　まぬがれましたかね。。。

今回　治療に当たり　

ゴールデンウイーク中にもかかわらず　快く　アドバイスを下さいました

ジャパンスネイクセンターの　先生に　深く　深く　感謝を致します。

どうもありがとうございました。