今日は ダニの お話です。
動物に寄生するダニは 色々な種類が あります。
人の SFTS 重症熱性血小板減少症 を媒介するダニは
マダニという種類です。
このダニは 目で見えます。
最初は小さいのですが 動物や人の 血液を吸うと 徐々に
大きくなります。
マダニは 吸血するときに 色々な 病原体を 吸血している
相手に いれます。
動物では バベシアという 血液に寄生する 病原体や
猫ちやんには ヘモプラズマと呼ばれる 病原体。
人では SFTS も マダニの吸血時に 体の中に入れられてしまいます。
マダニ予防の 重要なポイントは
血液を吸われる前に 殺す
事です。
今日、ブログに アップいたしましたのは 当院の
顕微鏡で見たものを 画像化いたしましたダニで
つまり、目では 見えず 顕微鏡を使わないと 見えない大きさ
のダニです。
このダニは 猫ちやんの 耳から 採取いたしました。
皮膚の中に穴を作り 住みつき 繫殖し 皮膚病を 起こします。
顕微鏡で見ないと見えないダニは 他に
ツメダニ ニキビダニ ヒメダニ 等 がいます。
ダニは 動物に 皮膚病を起こすだけではなく
寄生虫の一つですから ダニが生きるための栄養は 動物から奪って生きているわけです。
ダニは 予防ができるダニには 適格な 予防をなさった方が
宜しいですし 、寄生しているダニ対しては 退治しないと病気は
治りません。
また 動物の 免疫や皮膚のコンディションを整える事も
大切ですし、ダニに寄生されない 環境を作るのも
大切です。